尿路結石になってしまうと
手術や自然に結石が出たとしても
すんなりと安心できない事があります。
それは恐怖の結石の再発です。
１度でも結石の痛さつらさを経験すると
いくら毎日生活の中で気を付けていても
再発率の高い病気なだけに心配になります。
特に結石によってもたらされた
痛くつらい思いにさんざん苦しむと
脇腹や腰、足の付け根付近などに痛みが出ると
敏感に反応してしまいます。
そのくらい結石に対する恐怖心みたいなものがあるんです。
そんな結石を恐れる気持ちが強すぎたあまりに
いしば自身に結石がまたできてしまった！？
と思いかかりつけの病院に駆け込んだ時の
恥ずかしくむなしい話をまとめてみました。
まさかもう結石が再発したかのか！？
2回目のESWL体外衝撃波結石破砕術の手術が終わり
ようやく術後の検査でも体内の結石が全て
取り除かれているのが確認されて
結石の治療が１度区切りがついた時の事です。
やっと結石との痛くつらい日々が終わりとなって安心していました。
（後に1年ちょっとで結石の再発によって
救急車で運ばれるなんてこの時点では思いもせず）
尿路結石にさんざん苦しんできたので
油断せず結石の予防と対策はしっかりと行っていました。
しかし、数か月が過ぎた７月くらいの時です。
暑い時期なのでかなりの汗っかきではありますが
水分は十分補給できていましたし
毎日の運動はもちろん継続中です。
尿路結石の前触れ！体験者が語る絶対に見逃したくない初期症状とは。
それなのに脇腹がビリビリとした痛みがあり
腰にも鈍い痛みが出始めました。
これはまずい！ヤバい！
もしかしたら奴（結石）の再発か！？
いや、まだ早すぎるだろ！？
一瞬、不安な気持ちになりましたが
少し日がたてば治るだろうとあまり気にしないようにしていました。
しかし、1週間くらい経っても
なんか脇腹や腰などの鈍い痛みが治まりません。
もう頭の中は
あのギザギザした奴（結石）の再発かと
かなり動揺してます。
まさかとは思いましたが
再発率の高い病気でもありますし
現在の自分の結石の状況も知っておきたい気持ちもあり
病院へ受診する事にしました。
心配な気持ちがぬぐえない
結石の大変さを身をもって体感したばかりだったからか
いま思えば過剰なくらい不安な気持ちになっていましたね。
すぐに結石の状態が知りたかったので
病院へ問い合わせたら夜間診療を行っていて
主治医の先生はいないけどそれでも良ければとのことだったので
もう迷っている選択肢はありません！
仕事を終えてすぐに病院へ向かいました。
暑い時期で病院まで少し時間はかかりますが自転車を飛ばします。
流れ出る汗を気にせず着替えのＴシャツも持って準備万全です。
バスで行くよりも自転車の方が
わずかでも結石が動いたり膀胱くらいまで落ちていてくれればと
まだ結石だと分かっていないのにもう必死です！
ちょっと前まで結石で
これでもかってくらい苦しんだばかりなので
手術になんかになったら絶対に
いーやーだーーーーー！
という思いが強く抑えきれません
驚くべき脇腹や腰の痛みの原因が判明！
もう結石なんて嫌だと思う強い気持ちしか
頭にない中で病院へ到着。
夜間診療ということもありすんなり
いつもの検査ができました。
もう何度もやっている検査なので慣れてしまってますね
検査が終わり自分の診察の順番が来るまでの間
ネガティブな思考が頭の中を巡ります。
結石の痛み
手術
入院
治療費
結石による不快な症状の数々・・・。
そんな中でいよいよ呼ばれます。
「いしばさーん」
もうドキドキです・・・。
ちょっと食い気味に先生！結石はどんな感じですか！
結石は見当たりませんね。
えぇ～～！？結石が無い！？
もう、マスオさんと同じくらいのけぞってしまいます！
ではこの脇腹や腰の痛み原因はなんですかね？
CTの画像から見るとしいて言えば
便が溜まっているからでしょう。
画像を指差す先生。
ふと今までの結石を恐れるあまりに
とらわれ過ぎていた不安な気持ちが解き放たれるとともに
脇腹や腰の痛みの原因が
便秘だったなんてーーーーー！
放心状態です。
これといって便秘の症状はありませんでしたから
結石でなかった安堵感とこれまでに結石だと思い込んで
軽くパニックになりかけていた自分に恥ずかしくなりました。
その後先生が
下剤を処方しておきますので
あまり結石のストレスをためない様と言われ診察を終えました。
安心できたと思いきや
もう結石でないなら良かったと
ある意味での開放感に浸ろうとしていた矢先です
薬をもらうために病院近くの薬局へ行った時の事です。
処方箋を渡し薬の準備ができて呼ばれます。
その時の薬剤師さんが
薬の説明をする会話の流れで
おくすり手帳を見て
結石だったんですね大変でしたね
今回は下剤ですけど何か症状があったんですか
との問い。
結石の痛みに似た症状があったんで受診したら便が溜まっていたようで・・・。
ちょっと薬剤師さんの顔がニヤつきました。
そしてすかさず何かと思い当たる事は
との問い。
そうですねえ。
最近食べたものでは頂きものの生のワカメと野菜サラダでしょうか。
やっぱり薬剤師さんがニヤつきながら
消化に悪いものは気を付ける様にとひと言。
ちょっと被害妄想もあるとは思いますが
結石だと思ったら便が溜まってたなんてって
「ぷぷぷ」って思われたのかな・・・。
結石の再発ではないかとの強い不安な気持ちからのドタバタ劇でした。
まとめ
便秘の症状も大変つらいものです。
この時のいしばも身をもって痛感しました。
お腹が張ったり痛みが出たり体のだるさ肌荒れなどは
毎日の生活中でさまざまな支障をきたし強いストレスとなります。
今後も気を付けなくてはなりません。
脇腹や腰の痛みが結石ではなく良かったのですが
散々結石かもと不安になってしまったあげくに
便秘だった事を薬剤師さんにも失笑されるという
まさにふんだり蹴ったりの出来事でした。
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