尿管結石と診断されてから
自然排出を目指してがんばっていても
結石が思うように出てくれなかったり
結石が大きくなってしまったり
結石のある位置や動いた場所によっては
手術をしなくてはならない状況になります。
体に結石ができているだけでもストレスですし
体調も痛みやだるさなどの不快な症状は嫌なもんです。
ちなみにいしばは
腎臓と尿管の出入口に結石が詰まった
状態になってしまい
そのまま放置しておくと大変な状況に
なってしまうので待ったなしでの
手術となってしまいました(泣)
同時にすぐにどの手術にするか
決めなくてはならない状況になってしまったのです。
その時は病院の先生が結石の状況で
最善の手術を決めてくれると思っていました・・・。
しかし、こちらでどの手術を選ぶか
決めなくてはならなかったのです!
この時は本当に悩みました。
仕事に支障をきたさずに
手術の料金がなるべくかからない手術で
結石がきれいに取れれば1番良いのですが
それぞれにメリットデメリットがあるんですよね。
尿路結石になってしまったら仕事を休む期間ってどのくらいなの?
あらかじめどんな手術があっていくら位
費用がかかるのか知っておけば病院で迷わずに
後々、後悔することなく皆さんそれぞれの状況にあった
最適な手術を選択する事ができるはずです。
主に3つある手術の特徴と入院日数と手術にかかる費用の目安がわかります。
尿路結石の主な手術方法
尿路結石の手術には結石の大きさや
それぞれの事情や状況によって変わってきます。
しっかりと手術のメリットとデメリットを知って
最善の手術を選択したいものです。
1【ESWL】体外衝撃波結石破砕術
体の外から結石を砕くための衝撃波を
結石のある位置にむけて当てることで
結石を小さくして尿管から膀胱にかけて排泄させて
取り除く手術です。
衝撃波によってくだけた結石は
おしっこと一緒に体の外へ出されるかたちになります。
病院よって変わってくると思いますが
基本的には1泊2日の入院が多いようです。
メリットとしては体の負担が比較的低く
日帰りでも手術できる事ですね。
手術費用も低く抑えることができます。
しかし、体外から衝撃波を当てるため
結石を確実に取り除く事が出来ないのがデメリットですね。
いしばはこの手術を受けました。
1回目の手術は1泊2日の入院でした。
この時にかかった費用は手術代に入院費用と
その他もろもろあって総額は
3割負担で約9万円くらいになりました。
2回目手術の時は日帰りの手術でした。
この時は1回目の手術の時の結石がすべて
取り除けなかったための手術だったので
1回目の手術の料金よりもだいぶ低い料金で
2回目の手術料金は3割負担で1万3千円くらいでした。
2【TUL】経尿道的尿路結石除去術
全身麻酔をして内視鏡を尿道から差し込んで
直接結石をホルミウムヤグレーザーなるもので
砕いて体の外へ結石を摘出する手術方法です。
結石が硬くても砕くことができて
どの位置に結石があっても対応できるのが良い点ですね。
入院の日にちは4日から5日くらいで
かかる費用は3割負担で約13万円くらいになるそうです。
それにしてもプラスして入院費用などがかかります。
メリットとしてはどの位置の結石にも対応できて
直接結石を砕く事ができるのが魅力的です。
さらにその砕いた結石を体の外へ取り出せるのも良いですね。
しかし、全身麻酔や入院の日数が多いのと手術にかかる費用の事を
考えると躊躇してしまいますよね。
3【PCNL】経皮的尿路結石除去術
体外衝撃波結石破砕術や経尿道的尿路結石除去術での
手術では1回で結石を完全に取り除くのは
個人差はあれど少ないのが現状のようです。
そんな中で2㎝以上の大きい結石などに対して
行われるのはこの手術方法だそうです。
全身麻酔をして背中から穴をあけて
腎臓まで道を通してそこに内視鏡を挿入して
結石を砕く装置で結石を砕いてそのまま
体の外へ摘出する手術のようです。
入院は7日から10日くらいになるそうです。
この手術をしなくてはならないくらいに
結石が大きくならないように毎日気をつけなければなりませんね。
まとめ
いしばは尿管結石の体験者であって医者ではありません。
これから手術をされる可能性のある方は
しっかりと病院と主治医の先生と
納得できるまで話し合うことが大切です。
いしば自身も【ESWL】体外衝撃波結石破砕術を
選び手術をしましたが
1回の手術ではすべて結石が除去できませんでした。
その後も2回目の手術に至るまでに
10か月くらい間隔がありました。
その間も定期的な通院と
手術したのに結石がすべて取り除けなかった
モヤモヤした感じがかなりストレスでした。
なので皆さんそれぞれの状況にあった
手術方法を確実に選択できることが
本当に重要だと今でも実感します。
急な失費は痛いですし
手術などの費用をあまりかけたくありません。
仕事の都合などで入院も長くしたくありませんよね。
そのためにも尿路結石の手術方法の
メリットデメリットをしっかりと把握しておき
いざ手術になっても慌てないためにも
納得いくまで理解しておくことが大事です。
【尿路結石】実体験から見極める予兆が出た時に受診する目安10個
皆さんにとって最善の手術方法が選択ができますように。
コメント
私の場合ですが。。。
【ESWL】体外衝撃波結石破砕術
未経験です。
大学病院の医者の多くはこれを推奨しましたが、結果的に、私の場合は、これでも取り除くことが不可能事例でした。
あとで、それを声高らかに推奨しまくった医者らに「ごめんなさい」と謝られましたけど。
【TUL】経尿道的尿路結石除去術
2回試されましたが、2回ともうまくいきませんでした。
【PCNL】経皮的尿路結石除去術
未経験です。
そして4つめのケース。
30年前の方法ですが、と言われて受けた開腹手術です。
【TUL】を試したのに、尿管がボロボロで結石までたどり着けなかったのでした。
どんな状態の結石だったかというと、小指の先ほどの大きさの結石で、尿管が自分の一部と認識していたらしく、尿管の内部で壁に取り込まれてしまっていたようでした。
結果、衝撃波で砕いても砕けただけで流れることができない状態で、結果、ピンセットで尿管からはがして取り出すことしかできなかったというわけです。
このために、右脇腹を17cm(見た目30cm)ほど掻っ捌いて一部腎臓までを切り開いて取り出してもらいました。
この手術の時は、派遣先から術後1週間で会社に出て来い、という非情な宣言が出されていて、超ハイスピードリハビリをして10日後に出社しましたが、当然のことながら痛みで長続きせず、失職になりました。悔しかったでした。
すみません。こめんと沢山で。
なかちゃんさんの体験談を聞かせていただくと
いしばのESWL体外衝撃波結石破砕術の手術で
結石が取り除けるのは良い方なんですね。
「小指の先ほどの大きさの結石で、尿管が自分の一部と認識していたらしく、尿管の内部で壁に取り込まれてしまっていた」
この様な状況もあるんですね。
あらためて普段の生活習慣を結石予防に取り組んでいこうと思いました。
「派遣先から術後1週間で会社に出て来い、という非情な宣言が出されていて、
超ハイスピードリハビリをして10日後に出社しましたが、
当然のことながら痛みで長続きせず、失職になりました。悔しかったでした。」
なかちゃんさんのこの話を読むだけで悔しい気持ちになります。
人間が生きるうえでの仕事って一体何なのだろうと思ってしまいますね。
こんなに悔しく苦しまなくてはならないのかと。
なかちゃんさんの体調がきつい中で10日でリハビリして
職場に復帰された事が誰にでも出来る事ではなく
強い気持ちに感服です!
このリハビリの時は、強力な協力者が現れましてね。
その名も、スパルタ看護婦さん。
起きている時間に食べる、トイレ以外で30分ベッドにいたらリハビリさせにくるから、と言われ、ほぼほぼ起きている時間は廊下を歩いたりスクワットしてましたね。
あとは、500mLのお茶を飲めたら点滴を外す、と言われたので、2千円持たせて、買ってきてください、ってお願いしたら、階段を段飛ばして数階駆け上がって4本買ってきてくれた看護婦さんもいました。
そうした温かい看護婦さんに囲まれて、そのリハビリを実行することができましたけれど、もちろん事前に、会社の事情を話して協力依頼したのです。
ただ、後日、お医者さんには、この手の手術での社会復帰は年単位だと呆れられました。
そして、5日めだったかなぁ、日曜日なのに退院させてくれて。
ただ、退院時は、まだレバーがないベッドから一人で起き上がることができませんでした。つまり、自宅のベッドにはレバーがないので、どうしようかと途方に暮れる状態での退院でした。帰宅後は、さらにリハビリをして、やっと会社にたどり着いた、という超ハードな退院でした。
なかちゃんさんのお人柄が垣間見えるお話ですね!
看護師さんの温かい協力も素晴らしいですし何よりも
看護師さんをそのように行動に移させる程のなかちゃんさんの
人間力といいますか、いしばは見習いたいものです。
やはり壮絶な大変な手術だったのですね!
なかちゃんさんの気持の強さ!
仕事に対する真摯な姿勢に頭が下がる思いです!
しかしながら、まずはなかちゃんさんのお体を大切になさってください!